HSB工法は、コンクリート構造物の接合部に、高弾性接着シーリング材を充填して水密性・耐震性を確保する目地補修工法です。

製品・工法

Product & Construction Method

HSB工法
建設技術審査証明:第2803号 NETIS登録番号:TH-170005-A

HSB工法
建設技術審査証明:第2803号 NETIS登録番号:TH-170005-A

HSB工法について

HSB工法は、コンクリート部材の接合部に「高弾性接着シーリング材」と呼ぶ専用のシーリング材を内面から充填することによって、地震動などの地盤変形も考慮した水密性を確保する工法です。HSB工法の対象は、代表的な例としてプレキャストコンクリート製のボックスカルバートと開きょ・NCフリュームなどがありますが、この他にも設計上要求される接合部の変位がHSB工法により定めた変形量の範囲内であるコンクリート構造物に適用できます。

HSB工法の特長

高弾性接着シーリング材

  • 高い強度と伸びを有する変成シリコーン系一成分形の高弾性シーリング材です。伸び性能は、H形試験体で500%以上※ダンベル状試験体で800%以上※です。(※初期の物性値です)
  • 目地充填の前に、プライマーを塗布します。
  • 「農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】(案)」の目地補修工法の品質規格(耐候性、付着性、止水性、伸縮追従性、耐水性、形状安定性)に適合しています。
  • 流水の成分を想定した酸、アルカリおよび塩類に対する耐久性を有しています。

目地形状と接合部の変位に対する水密性

HSB工法での目地部の深さは20mmを基本とし、目地幅は5mm以上30mm以下の範囲としています。この目地形状を施工することにより、軸方向では目地幅と同量の変位、せん断方向変位では10mm(5mmの隙間に対してせん断ひずみ200%)の変位が生じても水密性が確保されます。

HSB工法による接合部の耐震性能

HSB工法はこれらの性能から、想定された地盤変形による接合部の変形量に対し、これを許容する目地形状で適用することで、下水道管路においてレベル1およびレベル2地震動に耐えられる接合部が得られます。

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