製品・工法
Product & Construction Method
製品・工法
Product & Construction Method
HSB工法は、コンクリート部材の接合部に「高弾性接着シーリング材」と呼ぶ専用のシーリング材を内面から充填することによって、地震動などの地盤変形も考慮した水密性を確保する工法です。HSB工法の対象は、代表的な例としてプレキャストコンクリート製のボックスカルバートと開きょ・NCフリュームなどがありますが、この他にも設計上要求される接合部の変位がHSB工法により定めた変形量の範囲内であるコンクリート構造物に適用できます。
HSB工法での目地部の深さは20mmを基本とし、目地幅は5mm以上30mm以下の範囲としています。この目地形状を施工することにより、軸方向では目地幅と同量の変位、せん断方向変位では10mm(5mmの隙間に対してせん断ひずみ200%)の変位が生じても水密性が確保されます。
HSB工法はこれらの性能から、想定された地盤変形による接合部の変形量に対し、これを許容する目地形状で適用することで、下水道管路においてレベル1およびレベル2地震動に耐えられる接合部が得られます。