i-Constructionによる生産性向上、プレキャスト化としてのVE提案。日本コンクリートは、現場打ちからプレキャスト化を提案します。
コンクリート構造物を構築するには、施工現場で様々な工程を重ね、多くの手間が必要となり、熟練工のスキル頼りになるケースが多々あります。近年、熟練工の高齢化、人手不足、タイトな工期などの問題から、施工現場での負担を軽減させる動きが活発化しています。そこで注目されている対策が、現場打ちコンクリートのプレキャスト化で、日本コンクリートでも積極的に推進しています。土木・建築分野におけるプレキャスト化のメリットは多数挙げられ、国土交通省が推進しているi-Constructionによる生産性向上にも対応し、VE提案としても有効です。
高速道路のオンランプに特殊L型部材を左右に配置し、底版を現場打ちコンクリートで構築したハーフプレキャストU型構造が採用されました。現場効率が向上し、施工期間は約半分となりました。
目的 | 工期短縮のため |
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概要 | L型部高 H2000~4000 延長約30m |
急勾配斜面でのU型水路のプレキャスト化施工例です。日コン式開きょを使用し、流速を押さえるために階段状に配置しました。また、施工条件として大きな重機が進入できないため、製品長を短くし、軽量化しました。製品はプレートを使用して連結し、落差部分は現場打ちとしています。
目的 | 工期短縮のため |
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概要 | U型水路 H1500~2500 延長約90m |