温泉地帯、海成地盤、下水処理施設などの硫酸環境下、感潮域、凍結防止剤の散布によって塩害の影響を受ける場所では、コンクリートの耐久性に優れるハレーサルトの製品が効果を発揮します。
高炉スラグを有効利用した緻密コンクリートで、水結合材比が低く、耐塩害性は5倍以上、耐凍害性は4倍以上、耐硫酸性は3倍以上の高い耐久性を持ち、さらにCo2削減率は40%、再資源化率は50%という環境にやさしいコンクリートです。
ハレーサルトは高炉スラグを用いた水結合材比の低いコンクリートであるため、高い塩害抵抗性を発揮し、塩化物イオンの見かけの拡散係数は普通コンクリートの1/6以下、設計耐用期間は5倍以上です。
緻密な内部構造をしたハレーサルトは凍害の原因である水分が内部に浸透しないため、凍結融解試験で規定されている凍結融解サイクルの4倍である1200サイクルを経過しても性状に変化がありません。
塩分濃度10%水溶液による凍結融解試験を実施したところ、ハレーサルトは100サイクル経過後も外観に変化がなく、凍害と塩害による複合劣化環境でも健全な状態を維持しています。
緻密な内部構造をしたハレーサルトは凍害の原因である水分が内部に浸透しないため、凍結融解試験で規定されている凍結融解サイクルの4倍である1200サイクルを経過しても性状に変化がありません。
ハレーサルトの耐硫酸性は硫酸水溶液浸せき試験より求められる中性化速度係数で表され、その特性値は3.0mm/(year・%)を標準とします。硫酸環境下でのハレーサルトコンクリートの適用環境条件は、硫化水素ガス濃度が50ppm以下、かつ、硫酸濃度が0.5%以下(pH 1.2以上)となる環境で使用できます。
材料の約50%が高炉スラグであるため、一般的なコンクリートに比べてCO2の排出量を約40%削減できます。
普通セメントの一部を高炉スラグ微粉末と、細骨材の100%を高炉スラグ細骨材と置き換えるため、高炉スラグを質量比率で約50%使用しており、資材の有効利用による資源循環が図れます。